第11回 向精神薬について

中枢神経に作用する薬の総称

 脳内には「神経伝達物質」という化学物質があり、神経細胞間の情緒伝達に関わっています。「こころの病気」になると、この神経伝達物質の働きが過剰になったり、低下したりすることが分かりました。

 

 そこで用いられるのが「向精神薬」「中枢神経(脳)」に作用する薬の総称です。神経伝達物質の働きを阻害したり、活性化させたりすることで精神症状を改善させる効果があります。作用の仕組みは5つに大別でき、目的によって使い分けられています。

 

 向精神薬が登場する前に主流だった鎮静薬は、意識を抑える麻酔作用によって患者さんを鎮静させるものでした。しかし、向精神薬の場合は決められた量の服用なら人の意識に影響を及ぼすことはありません。意識を変化させることなく、感情や思考、意欲などに作用して、精神症状を改善させるのが大きな特徴です。

 

安全だが、さまざまな副作用が出やすい

 気分安定薬(炭酸リチウム)を除いて、一般的に「向精神薬」は安全性が高く、決められた適切な量を用いれば危険はありません。

 

 しかし、一方で副作用が出やすいという問題があります。副作用は薬の種類によって異なりますが、口の渇きや便秘、排尿障害、不整脈、脱力感、筋肉のこわばりなどがよく見られます。気になる症状が現れたら、すぐに主治医に伝えるようにして下さい。

 

5つの種類に大別できる向精神薬

①抗精神病薬

ドパミンの受容体に作用し、その働きを抑える

統合失調症の急性期の妄想や幻覚のほか、意欲低下などに効果的

 

②抗不安薬

ギャバの働きを高めたり、セロトニンの働きを抑えたりすることで

不安や恐怖、イライラ、緊張を軽減する

 

③抗うつ薬

セロトニンやノルアドレナリンの再取り込み部位を阻害して

それらの働きを高め、抑うつを改善する

 

④睡眠薬

ギャバの働きを強めることで、脳の興奮を鎮める

ベンゾジアゼピン系の薬が主流

不安を軽減する効果もある

 

⑤気分安定薬

双極性障害の躁状態の治療に用いられる

メカニズムは明らかになっていないが、異常な気分の高揚を抑える

 


キャリア・サポート・ステーションでは、「向精神薬」を服用している方に無理なく居場所を提供します。

まずは、気軽にお問い合わせ下さい。

 

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